Japan
曹洞宗ノルウェー「禅寺建立計画」
ごあいさつ
2002年春、私は曹洞宗の国際布教師として、満開の桜に見送られながら、十三年の月日を過ごした日本を
離れ、母国ノルウェーに戻ってまいりました。その際には、曹洞宗の寺院としての本堂を整えるための仏具の
準備に、多くの 皆様 からご支援ご協力をいただき、誠にありがたいことでした。
帰国の約一カ月後には、2001年に設立した Den Norske Sotozen Buddhist Orden (宗教団体ノルウェー曹洞宗仏教徒会)が政府より正規宗教団体として認可されました。また2005年には Sotozen Stiftelsen (曹洞禅慈善団体)を設立し、宗教組織として、より社会的信用度の高い団体の基盤を作ることができました。
基盤は出来ましたが、宗教的文化背景の壁は厚く、着任7年目の現在もまだお寺の建立までには至りません。
ノルウェーの義務教育には宗教の授業がありますが、ごく最近まではキリスト教についてのみの授業でした。
移民が増え、様々な宗教背景を持つ子ども達が多数ノルウェーの学校に通うようになりましたので、
今では宗教の授業でキリスト教以外の宗教についても教えるようになりました。しかし長年のキリスト教色は
簡単に色あせることは無く、今でもキリスト教色が色濃く残る国柄であるため、宗教の教科書の85パーセント
は、いまだにキリスト教に関する内容で占められています。そして残りの15パーセントのページに、
イスラム教、仏教、ヒンズー教、その他の宗教について記されているという状況ですから、一般のノルウェー人
には仏教についての基礎的な知識さえも充分にはありません。ですから、何の仏教的基盤も無い状況からの
布教活動は、思いもよらぬ困難に突き当たることも多々ありますし、仏教に対し懐疑的であったり無関心
であったりするために、特に資金面での協力を得ることが、非常に難しい状況です。
それでも初心崩れることなく前向きに歩んで来ることができましたのは、日本で力強く応援してくださる方々の
お蔭と心より感謝しております。また、未だ仮本堂しかない状態の私の元で、曹洞宗門徒となった人々、
異教徒でありながらも興味を持って坐禅会に参加する人々、そして禅寺建立の際には、自分の特技をもって手助
けしたいと申し出てくださる方々等の存在が、大きな心の励みとなっております。
仏教寺院はノルウェーにも数ヶ寺ありますが、それらのお寺は、アジアよりの移民が、自分達の信仰のために
本国と協力して建てたお寺ですから、言葉の問題などもあり、ノルウェー人が気軽に門をくぐれるようなお寺で
はありません。ですから、お釈迦様の教えに心を打たれたノルウェー人は、「ノルウェー人僧侶による、
ノルウェー人のためのお寺である武覚禅寺」の建立を、今か今かと待ち望んでおります。
もとより、お寺建立という大事業は、私達の情熱だけでは実現できることではありません。つきましては、
是非皆様のお力添えをいただきたく、ここにごあいさつ申し上げる次第です。日本から遠く離れた北欧
ノルウェーの地に禅寺を建てるため、どうか皆様の暖かいご支援をよろしくお願い申し上げます。 九拝
板橋興宗禅師徒弟 ラーセン宗禅

Den Norske Sotozen Buddhist Orden
ラーセン宗禅とマルヤ道宗により 2001 年に設立した Den Norske Sotozen Buddhist Orden ( 宗教団体 ノルウェー曹洞宗仏教徒会 ) は、2002年5月にノルウェー政府より正規宗教団体として認可されました。(登録番号 984 361 270 )

Sotozen Stiftelsen
ラーセン宗禅が理事長を務める Sotozen Stiftelsen (曹洞禅慈善団体)は、2005年1月に設立され、正規慈善団体として同年11月にノルウェー政府に
登録されました。(登録番号 987 918 284 )
興宗山武覚禅寺
ラーセン宗禅和尚は30年来武道の修行を続けており、所持段位は、香取神道流古武道五段、柔術五段、
少林寺拳法三段、弓道三段、合気道三段です。興宗山武覚禅寺の名前の由来は、武道を禅の修業に結び付けたい
という宗禅和尚の考えからの命名で、頭には和尚の師である
福井県越前市の御誕生寺住職板橋興宗禅師のお名前を頂きました。

板橋興宗禅師 (曹洞宗大本山總持寺前貫主)
建立予定地と建設費

現在の武覚禅寺は、 現在 借家の一室を仮本堂として活動していますが、目指すところは、修行僧が住み込みで修行できる僧堂のある
お寺です。建立予定地は、ノルウェー第五番目の都市、南ノルウェーのクリスチャンサン (Kristiansand) 市です。因みに、ノルウェーの総人口は460万人ですから、第5番目の都市と言っても、
クリスチャンサンの人口は8万人です。ノルウェーは、北部が北極圏にあるような、ヨーロッパのほぼ最北西に
位置する国ですが、南部のクリスチャンサン市はメキシコ湾流の影響で、厳寒のノルウェーの中では比較的気候
が温暖な地域です。またヨーロッパ大陸に近いこともあり、今後ヨーロッパ各地の曹洞宗寺院と連帯して
活動して行く上でも、非常に好条件な土地といえます。
武覚禅寺は三階建、総面積350平方メートルを構想しておりますが、建築家による青写真では、この規模の
場合の総建設費用は約7500万円になるということです。しかしこれはあくまでも理想の形でありますから、
都合のつく資金次第で臨機応変に、まずは必要かつ重要なところから着工してゆくつもりです。
武覚禅寺の活動とその将来
(活動の様子は、ノルウェー語のページに写真が沢山掲載されていますので、是非ご覧ください。)

宗禅和尚以下、日本の宗務庁に僧籍登録をした四名の僧侶と一名の尼僧が、一般の会員と共に朝課や坐禅の他、
様々な活動を行っております。 Den Norske Sotozen Buddhist Orden

(宗教団体ノルウェー曹洞宗仏教徒会)の会員はノルウェー各地に散らばっておりますが、政府に登録した
会員の人数は現在百名近くとなりました。またその内の約四分の一が受戒を受けました。受戒した人々の中には、
将来出家を希望している人達もおり、 武覚禅寺では宗禅和尚による研修会が定期的に行われ、出家希望者へのより深い仏教教育を行っています。

2009年1月末に行った本年最初の研修会
仏教についてほとんど知られていないこの国での布教には、まずは仏教の基礎的な知識を提供することが
重要であると考える宗禅和尚は、基礎学校や高校で宗教を教えている教師、大学で宗教を専攻している学生、
将来宗教科教師を目指している学生、そして宗教の授業に取り組む高校生などへのレクチャーを行い、
教育現場での活動に力を入れています。また最近では、このホームページを見た小学校や中学校の教師からの
問合せも増え、教師に伴われた小学生や、宗教の授業のプロジェクトに取り組む中学生が、武覚禅寺の仮本堂を
訪れるようになりました。また移民が多いこの国の現状として、
仏教徒のこどもを抱える幼稚園の先生が勉強に来ることもあります。

Den Norske Sotozen Buddhist Orden には出版部があり、2008年には宗禅和尚が13年の月日を費やしたのプロジェクトである
、一般信徒向けの経本とCD、及び僧侶向けの経本と行事規範をノルウェー語で出版しました。
そして現在は、次の出版プロジェクトにに向け、その準備にとりかかっています。

武覚禅寺での坐禅会には、宗教的な興味以外の理由からの参禅もあり、世界的に活躍するスポーツ選手が、
メンタルトレーニングの一環として坐禅に取り組む姿も見られます。このようなスポーツ選手に限らず、
メンバー以外の人々の参禅も少なくありません。2008年12月8日には、ノルウェー最南端のマンダル (Mandal) 市に「南光庵」と名づけた禅庵を開きましたので、参禅者はさらに増えることでしょう。

この他にも、刑務所内での活動や地域の慈善活動への参加、婚儀や子どもの祝福式など、
その活動範囲が広がり始めています。武覚禅寺はこの国の禅寺としてパイオニアとなるわけですから、
すべての活動の頭に、「ノルウェー初」という冠が付くと言っても過言ではありません。しかし、
それ故に将来の可能性は無限であり、ノルウェー社会にとっても価値のある貢献ができると確信しております。
武覚禅寺は、修行僧の教育とともに、ノルウェー社会に貢献できるお寺、
そして訪れた人々が心の安らぎを持てるようなお寺を目指す所存です。
よろしくお願い申し上げます
北欧初の禅寺建立の実現に、どうか皆様のお力添えを賜りますよう心からお願い申し上げます。
多くの方々のご賛同を、心を熱くして願っております。
お手数をお掛けいたしますが、御浄財は Sotozen Stiftelsen 宛に、国際送金でお願い申し上げます。ネットバンクでも国際送金は可能です。
銀行 : Sparebanken Pluss
銀行住所 : Postboks 200, 4662 Kristiansand, Norway
口座名 : Sotozen Stiftelsen
口座番号 : 30001818739
住所 : Postboks 794, 4666 Kristiansand, Norway
IBAN: NO2730001818739
SWIFT CODE: PLUSNO22


